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このブログを書くにあたって、家族旅行とか子連れ旅行とか、そういったキーワードでググってネットサーフィンする事がよくあります。

そんななか、学校を休ませて家族旅行することについて様々な意見が寄せられた記事を見つけたので、簡単に紹介。
 

大勢を占めていると思われたのは、下記のようなの主旨の意見
・各家庭の方針、親の判断なので、他人がとやかく口をはさむことではない

これは、そうすべきというよりも、この記事そのものに対する批判めいたものを感じましたね。この論議ってなんか意味あるんだっけ?みたいな。
次の気になった意見は

・○○と××な家庭は休ませることに寛容だが、中間の人たちは批判的だ
という主旨の意見。意見というより評論?分析?ですが。
○○が何かは敢えて触れませんが、積極的に自分で考えて行動しようとする上位層、周囲と合わせることに安心感を覚える中間層、楽な方に流れる下位層をうまく言い表していると思います。

・平日に学校を休ませて旅行に行く理由の9割は安いから
その通りですね。私も平日に旅行に行くと安いのを知っていますので、お金のかかる旅行ほど平日に行きたいと考えています。同じ体験をするのに、金銭的な対価が大きく変わる場合、なるべく安い対価で得ようとすることは、普通のことです。ただ、金銭的な利得のために学校を休ませることにはとても抵抗がある人が多いように思いました。

・家族旅行で学校では得られない何かを学ぶ機会があることも事実だが、目的のほとんどは単なるレジャー
ぐうの音も出ないですね(汗)ぶっちゃけてしまえば、学校サボって遊びに行こう!なわけです。そういう論調になると、いやいやそれってどうなのよ?となりますよね。そりゃ。

・安易に学校をサボっていいと思われては困る。休んでよい場合とそうでない場合の線引きはできない。
まさに考えるべきはここですね。この主旨の意見の方の多くは、休ませることに非常に批判的な姿勢の方なのですが、個人的には、だから休ませるのもありなんだと思うのです。


 泊りがけでの家族旅行はよくても、日帰りのディズニーランドは?、映画を見に行くのは?、家でゲーム・・・。これはよくてこれはダメという論理がないわけだから、子供が安易にサボってよいと考え始めるきっかけになる、とは休ませることに批判的な方の意見。
 果たしてそうでしょうか?
 確かに、幼いうちは安易に楽な方に流れがちで、ある年齢になるまでの間に節制を学ばなければその危惧はあると思います。しかし、日常的にきちんと躾けられている大勢の子供たちは、そこまで愚かではありません。自分なりに考えて線引きができる能力があります。
 独り立ちすれば、線引きのロジックがないところで、明確な意思をもって線引きをしなくてはならない場面が数多くあります。こういう時こそ、学校を休んでまで何かをすることのメリットとデメリットを理解したうえで、自分なりの考えを持つ良い機会なのです。というのは、個人的な意見。

 実際、線引きができないと言い切るのは、子供を全く信じていないか、対象としている子供がよほど幼いか(幼稚園ではなく学校という論議なので、そうではないと思うが)親自身があいまいなことに対する判断から逃げているか、のいずれかだと思うのです。
 休ませてはならないという意見の方には、年に2,3日の欠席すら、休ませるデメリットの方が大きいと自信を持って言ってほしかったなぁ。でも、そういう意見はありませんでした。

・子供に意見を聞き、選択権を与えるべき
 これは私の考えに近いです。しかし、子供にも兄弟がいますし、両親(我々)がいます。家族旅行は家族が揃ってでかける行為ですので、誰かが行きたくて、誰かが行きたくないというのは困ります。なので、常に選択権があるとは限りません。ただ、意見を言うことはできます。


・学校の授業がすごく面白ければ、子供は休みたがらない
 ちょっと笑いました。確かにそうですが、どんなに面白くてもそれは日常です。非日常の体験はそれとは異質のもので、なかなか勝負にはならないでしょう。



 ところで、我が家は昨年、一昨年と2泊3日で沖縄に行きました。土曜の父親参加の代休を利用し、日曜~火曜で行くので、子供が学校を休むのは1日だけです。3泊にならない理由は、親的には学校を休ませる日数が増えるというよりも、金銭的な理由が大きいわけですが。子供は休みが1日で済むなら、それに越したことはないと思っているようです。
 それを見越して、夏休みなら3泊か4泊でも(学校を休まずに)沖縄に行けるけどどうする?ただし、夏休みは高いのでその場合は毎年ではなく2年に1回になるけど。と聞いてみました。答えは「毎年行く」でした。



 今回の論議には、個人的にもう1つ着目したポイントがあります。それは、学校教育の機会と金銭を天秤にかける行為に対して、すごく多くの人が拒否反応を示すという点です。じつは、旅行のために学校を休ませるのに寛容な人も、安くお得に旅行できるんだからそれだけでも十分休ませる価値がありますよね、とまで言い切った人はいないんですね。
 これは日本人に特有の感覚で、他人と違うことをして、または当然と思われるルールを反故にして儲けることは、悪。というものなんですよね。

 お金というのは、多くの場合労働時間の対価としていただくもので、各人が持っている唯一の資産である「時間」にかなり近い価値を持つものです。ある程度のお金を稼いだあとには、それを消費する間、何にも縛られない自由な時間が得られます。自己に投資をして労働時間ではなく成果に対してお金もいただく仕事をすることもできますし、お金そのものを投資してさらにお金を増やすこともできます。
 このように、自由を得るために時間を費やして稼いだお金を大事にするのはある意味当然の感覚ではないかと思います。額にもよりますが、数日間子供を休ませてでも節約するというのは、十分な理由でしょう。
 たとえば、子供が小学校を1日休むことで、1000円安くホテルに泊まれるだけなら、土日とか夏休みに行けばいいでしょ、となると思います。しかし、1日休むだけで10万円安く旅行に行けるとしたら、それでも休ませるデメリットの方が大きいと思いますか?
 


 他の意見に触れることで、自身の考え方がよりはっきりしてきましたね。またたまにはこういった意見記事も載せていきたいと思います。
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